インピンジメント症候群とは?肩の痛みを放置しないために整骨院でできること
インピンジメント症候群とは?肩の痛みを放置しないために整骨院でできること
「肩を上げるとズキッと痛む」「服を着替えるときに肩が引っかかるような感覚がある」――そんな症状を経験したことはありませんか?
その肩の不調、もしかするとインピンジメント症候群かもしれません。スポーツ選手だけでなく、日常生活でも起こりやすい肩の障害で、放置すると慢性化するケースもあるため注意が必要です。
インピンジメント症候群とは?
インピンジメント症候群とは、肩を動かすときに肩峰(けんぽう)と上腕骨の間が狭くなり、腱板(けんばん)や滑液包が圧迫されて炎症を起こす状態をいいます。
特に棘上筋腱(きょくじょうきんけん)が挟み込まれやすく、繰り返し刺激を受けることで痛みや動きの制限が出てきます。
野球や水泳などオーバーヘッド動作の多いスポーツ選手に多い一方で、デスクワークによる猫背・巻き肩が原因で発症する人も増えています。
猫背・巻き肩との関係
インピンジメント症候群の背景には、肩だけでなく姿勢の崩れが大きく関わっています。
特に猫背や巻き肩になると肩甲骨の可動域が制限され、肩関節が本来の正しい動きをできなくなります。その結果、関節や腱板に余計な負担がかかり、炎症や痛みを引き起こしやすくなるのです。
デスクワークやスマートフォン操作など、現代人の生活習慣は猫背・巻き肩を助長するため、日常生活からの改善も重要になります。
放っておくとどうなる?
「そのうち治るだろう」と肩の痛みを放置してしまう人も少なくありません。しかし、炎症が進むと以下のようなリスクがあります。
- 腱板損傷(断裂)に進行する可能性
- 五十肩(肩関節周囲炎)に移行し可動域が著しく低下
- 慢性的な夜間痛で睡眠障害につながる
つまり放置するほど回復に時間がかかり、生活に支障をきたすリスクが高まるのです。
整骨院での対応
整骨院では、痛みのある肩だけを診るのではなく、姿勢・肩甲骨の動き・胸郭の柔軟性まで評価します。なぜなら、肩関節は身体全体の使い方や姿勢の影響を強く受けるからです。
具体的には以下のような施術を行います。
- 炎症期:アイシングやテーピングで肩を保護し、安静をサポート
- 回復期:肩甲骨周囲筋や胸部の筋肉を調整し、動きを改善
- 慢性期:インナーマッスルを中心としたトレーニングで再発を防止
- 骨盤・姿勢矯正:猫背や巻き肩などの根本的な姿勢改善を行い、肩への負担を減らし正しい動きを身に着ける
段階に応じて施術を組み合わせることで、痛みの軽減と機能回復を目指します。
治療頻度が大切な理由
インピンジメント症候群の改善には、1回の施術だけでなく継続的な治療が重要です。
肩の炎症や筋肉の硬さは一時的に和らいでも、日常の動作や姿勢の癖によってすぐに再発してしまうことがあります。
特に猫背や巻き肩などの姿勢習慣は長年かけて身についているため、数回で完全に改善することは難しいのです。
整骨院で定期的に施術を受けることで、肩の動きの改善 → 姿勢の修正 → 再発予防という流れを安定して作ることができます。
症状の強い初期は週に数回、その後は状態を見ながら間隔を空けていくと効果的です。
正しい治療頻度で通院することが、早期改善と再発防止のカギとなります。
セルフケアのポイント
整骨院での施術と並行して、日常生活でのセルフケアも欠かせません。
- 猫背や巻き肩を改善し、肩への負担を減らす
- 肩甲骨のストレッチや軽い体操を取り入れる
- 荷物を片側だけで持たず、左右均等に負担をかける
- 頭上での動作(高い棚から物を取るなど)を繰り返さない
これらを意識するだけでも、肩への負担を大幅に軽減できます。
まとめ
インピンジメント症候群は「肩が痛い」という単純な問題ではなく、姿勢や全身のバランスが影響して起こる障害です。
放置すると腱板損傷や五十肩に進行し、回復までに長い時間がかかることもあります。
改善には治療頻度を守った継続的なケアが大切です。
「肩を上げると痛い」「違和感が続いている」そんな方は、早めに整骨院でチェックを受けてください。
肩の健康は日常生活の快適さに直結します。早期のケアで、痛みのない生活を取り戻しましょう。
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